02

本格的に俺の意識がブラックアウトしそうになる一歩手前で解放された。
死ぬかと思った。

「菜月、教室行こうよ」
「…行きたくないなぁ、とか」
「行かなくてどうするんだよ馬鹿かお前」
「あっ、そいえばお前は何組なんだよ」
「ん?同じだけど?」
「え、がちほもばりたち?」
「よし、ケツを出せ」
「すいませんしたっ!!」

リアルに凉の目が怖かったから謝った。

「まぁ、男もイケるけどな」

その言葉に俺は凉から距離をとる。

「あ?何離れてんだよ、お前じゃ勃たねぇよ」
「…そうですよねー」


キングオブ平凡で良かった。
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