memo | ナノ

軍の寮の同室者である友人が危険な任務に参加することになった。

「俺…帰って来れたら、お前に言いたいことあるんだ」

真剣な瞳で見つめてくる友人。その瞳を見つめかえすがそこには死の予感とそれを覚悟したものしか無かった。

「・・・ばかやろう、帰って来れたらじゃなくて、帰ってくるんだろ」

気を緩めれば泣いてしまいそうな表情筋に力を込め、歪な笑顔を作る。いや、きっとこれは泣き笑いにしか見えてないだろう。見つめるヤツの瞳にはそんな俺しか映っていなかった。

「・・・ああ、そうだな」

そう微笑んで、去っていった友人は帰ってはこなかった。





実は友人は死んでなくて(偽造工作)更にその後敵軍にいた友人とエンカウントして殺し愛からの駆け落ちエンドとか妄想してます。敵軍はやばい。死ぬ。萌え死ぬ。悶え死ぬ。友人は王道に敵国のスパイでもいいし戦場で引き抜かれて敵軍に行ってもいいな。胸熱!