Fancy * Magic





  *9 偽りの接吻





『大好きだよ…』

そう言ってくれる、貴方が好き。
その笑顔も声も勿論キスだって…。
強いて言うなら、貴方の全てが愛しいの。



…でもね、本当は解ってるんだよ?
貴方の心は…もう私には向いてないという事、ずっと前から気付いてる…。

毎日夢に出るくらい、貴方が好きなんだもの。





いつからだろう…貴方のキスが冷たくなったのは。

勿論、冷めたのは体温なんかじゃなくて…貴方の心。


キスをされる度、私だけ嬉しがって…そんなの馬鹿みたい。





貴方からのキスは好き……でも嘘りならいらない。



 “好き”と“嫌い”


それらを天秤に乗せたら、一体どちらに傾くのかしら?


同じ様に…私の気持ちはどっちを選ぶの……?









 あとがき



はい、ひそかに続いてました……七海が恥ずかしくて死ぬ恋愛物パート3です(笑)
テーマは付き合ってるのに片思いに似た恋人…?
というか浮気者の彼と付き合っている彼女の心情←

恋に限らず自分だけが相手を好きな気がして…凄く不安になることってありますよね。本当は自分が思ってる以上に大好きだよって伝えて欲しくて…でも望んだ答えは帰ってこないから尚更不安になって。

うーん、思ってることはあるのに言葉にするのは難しいですね……



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 2017 12/24 移転完了

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