ハリポタ(長編) | ナノ
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----現在シリウス・ブラックの行方は今だ掴めておらず、魔法しょ

ブチッ

「あー!ラジオ切らないでよ。聞いてたのに!」

「宿題が済んだら聞けば良い。」

「私ラジオを聴きながらの方がはかどるの。」

「聴きながらの勉強など身に入らんに決まっている。」

「そんなこと言って本当は伯父様?が嫌いなだけな癖に。」

「っは、伯父様?あいつが?そんな大層なものか」

「でもお父様の兄なんでしょ?」

「少なくとも様を付けて呼ぶ程の人間では無い。大体、何故お前がそんなこと知っているんだ。」
まずマルフォイ夫妻はあいつのことは話さないだろう。

「あんなにニュースになってるのに必死で隠されてたら余計気になって調べるに決まってるじゃない。」
記者だって大量に押しかけてくるし(応対なんてしないけど)、私が何も知らない方がおかしいわ。

ついでに言っておくと今は記者から逃げる為セブルスの家にいる。
対外的には海外旅行中になってるけど、

「シリウス・ブラック
ブラック家長男。
1978年ホグワーツを次席で卒業。
純血名家と言われるブラック家で初めてスリザリン以外の寮、しかもグリフィンドールに入る。家族との仲は良好ではなく16歳で家を出る。その際母のヴァルブルガが家系図の肖像画を燃やす。
卒業後はダンブルドア校長の下結成された不死鳥の騎士団に所属。
だが実は闇の帝王の忠実な部下であり、親友であったポッター家の秘密の守人になった際に帝王へ報告。
しかし、帝王はハリー・ポッターに敗れる。その後マグル12人と魔法使い1人を殺しアズカバンへ」
って言われてるよね?

なんて茶目っ気たっぷりに言うレミにセブルスは目眩がした。
これではレミが此処にいる意味が成せてないではないか。

「……何処で調べた?」

「日刊預言者新聞はバックナンバーも豊富に取り扱いしておりまーす。」

あぁ、そういえば何やら沢山荷物が届いていたような…
取り寄せたのか。


実は以前閉心術を教えて貰った際にまぁ色々とあって(今は開閉どっちも出来るよ!)見たセブルスの記憶で知っていることもあるのだがさすがに黙っておく。ポッターって言っただけで体がびくっとしてるなんてこれは完璧なトラウマだ。

だけどセブルスの記憶を見た私からすればこの事件、てゆうかシリウス・ブラックが闇の帝王の部下だったなんて信じられない。なかなかお坊ちゃま特有の傲慢な所のある人間ではあったが純血主義や闇の魔術にスリザリンと、とにかく闇側に繋がるものに対する嫌悪は激しくて根っからのグリフィンドーラー。
スリザリン以外からは多大な支持を集めていただろう。
ハリーのお父さんとだって本当に親友だった様に思える。
とても演技には見えない。
寧ろあれが演技なら人間不審になる。


何か、真実が歪められてる気がするんだ。
親友だったと言うことか、闇側について居たということかは分からない。

ただ何かが違う気がしてならない。そう言っているのは多分母方の----葛宮の血だ。
遡ればかの安倍清明の血筋でもある葛宮が与える陰陽師の感は頼り過ぎてはいけないが今まで私の助けになったこと何回か。

まぁ感は感に過ぎなくてその感にこだわり過ぎてはただの思い込みになってしまう。その線引きはまだまだ未熟な私には難しいから感に頼るなと言われている。ならば今回も滅多なことは口に出さず、しばらく調べてみるのが1番だろう。

とはいえ此処で調べられることがまだ残っているとは思えないし、あと調べられるとすれば学校だけだ。

あ、学校か…
「学校って監視が付くの?」

「大袈裟なものは付けん。教師が常に見張っている程度だ」

「お、あー、うわああぁ」

「きちんと言葉を喋れ」

「思ったより軽くてよかった。あーでも嫌だな。こうなったらルシウスさんに頼んで…ってあの人理事から外されたじゃん。うわああぁなんて使えない!」

「………」
聞かない方が良かった。だがルシウス・マルフォイを使えないなんて言う奴が何処にいると思うんだ。

「やだな。そんな目で見ないでよ」
照れちゃう

なんて軽い口で言うコイツに顔だけでなく性格も父親に似れば良かったものの…と内心悪態を付く。

「週末にはマルフォイ夫妻の所へ戻れ。今年は漏れ鍋に泊まるな。魔法省の奴らに追いかけ回されたくはないだろう」

「はぁい。」

「全く、嫌になっちゃう。」


こっちが嫌になる。口には出さないがどっと疲れたセブルスであった。




Seeing is believing
(百聞は一見にしかず)----------------
後書き
取りあえず親子な会話をするレミとスネイプ先生が書きたかっただけ←
最初の7行で満足してますうん。
しかし、キャラが偽物な気がしてならない。

真実を知りたくはないか?
28/09/2010





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