ハリポタ(長編) | ナノ
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競技場に近づくと紅い集団が集まっている。

ちょっとまってよ。
競技場の使用がカブったなんて聞いたことが無い。
ウッドの人柄は知ってる。無理矢理練習を邪魔するなんてことする人じゃない。
ていうことはウチ?
まさか無理矢理使う気?

「フリント!」

グリフィンドールがこちらに気づいたらしくウッドが駆けつけて来るとフリントはまたあのトロールみたいな顔をする。本当に止めて欲しい。

「我々の練習時間だ。そのために特別早起きをしたんだ!今すぐ立ち去ってもらおう!」
「ウッド、俺たち全部が使えるぐらい広いだろ」

フリントが言い返していると、グリフィンドールのチェイサーであるアンジェリーナ、アリシア、ケイティも降りてきた。

うー、やっぱり羨ましい。何でうちのチームってこうゴリラばっかりなんだろ。
てゆうかフリント、どうしてくれるんだ。私チームから距離とってるのにアンジェリーナ達に凄い睨まれてる。只でさえグリフィンドールとスリザリンの中は悪いのにどうすんのこれ、確実に今度襲われる。まあ襲われたことなんて一度も無いけど。

フリントがある紙を取り出して見せる。

『私、スネイプ教授は、本日クディッチ競技上において、新人シーカーを教育する必要があるため、スリザリン・チームが練習することを許可する。』


…正直に言うとセブルスもさすがにやり過ぎだと思う。
それにこれでは只ルシウスさんの言いなりになっているだけじゃないか。

ドラコを見て、フレッドかジョージのどっちかが嫌悪感丸出しで「ルシウス・マルフォイの息子じゃないか。」と言った。

「ドラコの父親を持ち出すとは、偶然の一致だな。その方がスリザリン・チームにくださったありがたい贈物を見せてやろうじゃないか」

フリントの言葉でチームのゴリラ達とドラコが全員がニヤニヤしだして全員が揃って自分の箒を突き出した。私も突き出す雰囲気だが此処は無視だ。誰がやってやるか。

突き出された六本とやる気なさげに私の手にある箒はピカピカに磨き上げられた新品の柄に、美しい金文字で銘が書かれている

ニンバス2001

「最新型だ。先月でたばかりさ」
フリントは無造作にそう言って、自分の箒の先についていた埃のかけらを指でヒョイと払った。








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