タイバニ | ナノ
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novel
「ああもう、じれったい!」

机をバンッと音を立てて立ち上がったマネージャー。

「請けるわよ!もちろん先方にはあなたがNEXTだって説明して!」

「そんなっ!ちょっと待ってよ!」

いくら何でも横暴だ。今まではどんな仕事でも断ったりしない様にしよう思っていたけどこればかりは受けられない。誰がなんと言おうが、僕は自分がNEXTだということを認めたくないし広めたくない。




僕は普通でいたいんだ。でもこんな得体の知れない能力の持ち主だと知られたら、今の普通の生活は送れなくなるかも知れないじゃないか。





One always proclaims the wolf bigger than himself.
(幽霊の正体見たり枯れ尾花)


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