タイバニ | ナノ
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novel
ブルーローズのCMには参加したけど(とは言ってもほぼエキストラだった)、次までの契約の話は一旦持ち帰ることになった。社長に相談してからとマネージャーは言ってくれたけど僕の我が儘だ。
本当はマネージャーはあの場で正式じゃなくてもオファーを請けたかっただろう。でも僕が仕事で我が儘をいったのは初めてのことだから許して欲しい。

「ナマエ、今回の凄くいい話だと思わない?」


『5年後も撮るんですか?』
『今のところその予定だよ。』

『どうだい、悪くない話だろう?』と彼は言った。確かに悪い話では無いんだ。普通だったら。だけど5年も、それ以上に契約を続けるには正直不安点が大きすぎる。
もし、このよく解らないNEXTが暴走したら?それで事件でも起こしたら?
会社のイメージダウンも甚だしい。
僕はそんな責任は取り切れない。
こんなに大きな話じゃ無いなら黙って請けてしまうのだけど流石にそういう訳にもいかない。

「解らないわ。タイタンインダストリーはHEROも所属しているし、NEXTに偏見のあるような会社じゃないと思うけど。」
「そうだけど…」
「だけど?」

いくらHEROの存在があったって僕みたいな普通のNEXTはやっぱり世間の目が怖いんだ。




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