刹那
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はて、いろいろ、おかしいぞ。戦場において自分は、どんなに速い動きでも、目で追い、交わすことができた。見切っていた。それなのに、だ。今、自分は、何をされたのだろう。そんなに速い動作でも何でもなかったのに、幸村は理解できていなかった。何をされたのか、理解できていなかった。
ポカーンとする幸村の目の前で、政宗はにたりと笑っていた。なにやら面白そうに(幸村の)唇を一舐めする。数秒経つ。刹那、竜も油断したところに、渾身の一撃が政宗の腹に入った。拳である。普段、彼が師と交わしているあの拳である。顔でなく腹であったのは、おそらく、幸村の愛である。そんな馬鹿な。




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いちゃらぶ。これもいちゃらぶ。でぃーぶいじゃないもん。






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