5.森蘭丸の最期
信長「お蘭、無事か!?」
蘭丸「信長さま、早くお逃げください!」
作兵衛「申し訳ない。しかし、これも光秀様のため!」
(作兵衛、隙をついて、蘭丸に切りかかる)
(倒れる蘭丸は、苦い顔をしていた)
信「お蘭……っ」
作「信長、覚悟!」
(次いで信長に襲いかかる作兵衛を、蘭丸が止めた)
蘭「はやく、お逃げください……」
信「しかし……」
蘭「これもすべて、蘭丸のせいだ……。信長さまに命じられたとおり、光秀どのを叩いた結果なのです」
信「…………」
蘭「光秀どのの怨恨、すべてこの蘭丸が受け止める……!」
信「……うん、だから、わかってるって」
蘭「お逃げください、信長様。光秀どのは相当キテいます」
信(お蘭、顔が怖いぞ?)
蘭「う、ふふ……!」
信「お蘭……、た、達者でな!」
(信長、逃走)
蘭「地獄で会いましょうね、信長さま……ふふ」
作「……すまぬ」
(森蘭丸、享年、19)
作「……ほんとに、グダグダ過ぎるな、この戦場」
そのあと、光秀は信長に会うことはなかった。本能寺は突然燃え広がったのだった。
ちなみに信長が蘭丸のもとにいた頃……
光秀「信長、出てこいやァ!!」
地味に信長を探していました。
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誰か、「織田家の日々然々」の、イメージを描いてくれる方は、いませんかね。
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