一次創作
柚子

(2010/11/02)


ここ最近、疲労が回復してくれない。それが溜まってきている。集中力が欠き、勉強は一向に捗らない。それでも、せめて提出物は終わらせなければいけない。義務感で白いノートとわら半紙のプリントを広げる。穴埋めをしながら、ノートにまとめていく。赤ペンもそろそろ新しいインクを買ってこなくては使えなさそうだ。そして、何度目かの芯の折れた音がした。折れたシャーペンの芯が転がる。ため息が出た。一旦、入浴の休憩をいれることにした。
浴室に入ると、ふわりと匂いがした。湯船には柚子が二つほど浮かんでいた。もうそんな時期になっていたのか。庭の柚子の木を思い浮かべた。気づかなかったが、すでに果実が色づいていたのだろう。秋冷を感じながら、湯に足をいれた。いいリフレッシュになりそうだ。





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