無双
せんむそきゃらそんについて。

(2010/10/08)



「とわーッ!」

「――と、兼続殿もソロデビューですね」
マイク片手に白熱する兼続をバックに、幸村と三成はあたたかいお茶を飲んでいた。湯飲みもあたためてある。給事係は左近である。
「やっぱり、アップテンポだな」
「バラードとか、予想した方、いるのでしょうか」
「いないだろうな」
いたとしても、少数派かと思われます。
「三成殿も、ソロでしたよね」
「ふん」
「前回と違う感じがまた、よかったです」
「ふん」
「さすが、三成殿です」
「ふっ」
歌に関して、実はノリノリな殿。ほめられて満更でもない。しかし今回はシリアスな曲なので、落ち着いた歌唱である。
「左近殿は、せんむそキャラソンの新ジャンルを切り開きました。ジャズ調、でしょうか」
「恥ずかしいやつめ」
「そう言わないでくださいよ、殿」
エプロンをはずした左近、もっと渋いお茶を手に、座席に座った。ちなみに湯飲みの文字は、大人。
「俺的に、最高だと思うんですけどね」
「恥ずかしいやつめっ!」
「どちらもどちらということで」
今回は不参加の幸村は、あくまで感想役に徹する。次回、幸村には、デュエット曲を、よろしく。
「あ、武笑トークCDも聴きましたよ」
キャストの五名様、ありがとうございました♪

「イカ、確定ですね」
「悲しいな」
「さすが、ネットの情報網」
「待て待て、私は不本意だぞ!」
強制終了。信長様と光秀殿の曲は、割愛だ。




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