蜀の和気藹々
創作三国志で蜀に乾杯!
(2010/03/30)
(ssとはいえない)
「行くのか、単福(ゼンフク)」
劉備の声は、どこか寂しげである。単福は、はい、と答えた。
「私に、母を見捨てることは、できません」
申し訳ありません、と単福は深く頭を下げた。深く、申し訳ない、と。劉備は口には出さなかったが、構わない、と視線で語った。
「私の代わりといってはおかしいですが、一人、紹介したい人物がおります」
「ほぅ。それは、気になるな」
その人物こそが、三国志の世界を鮮やかに彩ることになる、あの軍師であった。
「名前は諸葛亮。我が友にして、臥龍と評される切れ者にございます」
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ギャグメインで、テーマは「とことん女性向け」。
蜀の和気藹々、お楽しみにー!
……私が楽しいだけですな。
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