無双
星空のベッドで絡み合う

(2010/08/30)

(諸司馬)



「おや、遅かったですね」
「それは何の皮肉だ、諸葛亮」
「そんなつもりはありませんよ」
ただ、すこし、嬉しくもあります。ぬけぬけと言う諸葛亮に、司馬懿は眉根を寄せた。もう少し、待たせてやればよかったか。
「やはり、あなたがいるのといないのとでは、景色が変わりますね」
「私としては、またお前にあってしまったことが、非常に残念だ」
「嘘は嫌いです」
「それこそ虚言だな」
「まぁ、そう言わずに」

どんな言葉を言ったとしても、きっと最後には、差し出された手を取ってしまう。それをわかっているから、二人、笑えたのだ。





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8/23 諸葛亮
8/5 司馬懿

偽花




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