無双
諸司馬で5つの会話

(2010/05/30)


・80%の想いと120%の恨みを込めて作りました

「――というわけで、受けとれ、諸葛亮」
「これは、素直に受け取ってよいのかどうか、悩みますね」
「なんだ、いらんのか」
「いえ、司馬懿から贈り物なんて珍しい、喜んでいただきます」

「ちなみに、何を作られたのです?」
「藁人形」
「…………」
「修飾のためにだな、貴様の羽扇の羽をちぎらせてもらった。さぁ、受けとるがいい」



・手を握ってあげる

「司馬懿、手を出してください」
「なんだ、急に」
「いいから、……それとも、私が怖いのですか」
「あぁ、変態は怖いな」
「そう言いながら手を差し出すあなたが好きですよ」
「……何をする」
「手を握っています。司馬懿は手が冷たのですね。心は暖かい、ということでしょうか」
「フン、馬鹿めが……」



・隣で笑っていてくれるのなら

「司馬懿は、高笑いではなく、普通に微笑んでみたりもするのですか」
「貴様には関係なかろう」
「ありますよ」
「……たとえば?」
「あなたには、幸せそうに笑っていてほしいのです。誤魔化しの笑いではなく、ね」
「嫌みにしか聞こえぬわ……」
「おやおや。ちなみにその顔ですよ」
「笑ってなどいないからな」
「やはり、一緒にいるときくらい、笑っていましょうよ。それは、私にとっても、嬉しい限りです」



・添い寝してくれなんて言ってない

「昨夜はやたら暑いと思った」
「風邪ですか? バ○ァリンありますよ」
「……原因は至極簡単だ」

「なぜ貴様が私の隣で寝ているのだ」
「別に構わないじゃないですか。なにもしていませんよ?」
「そういう問題でないわ、馬鹿めが」
「あ、わかりました。期待していましたね、なら今からでも……」
「誰か私の羽扇を持ってこい」



・いっそのこと嫌いになってみたら?

「そうだ、そもそも、なぜ私と貴様が一緒にいるのだ」
「それは、察してください」
「なにをだ。なにもないわ。貴様のことなど、知らぬ」
「……私を嫌うのですか」
「あぁ」
「…………」
「…………」
「…………」
「……ば、馬鹿めが!」




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DOGOD69

寝ぼけて書くと、こうなる。司馬懿の言葉遣いがめちゃめちゃだ……。そして、孔明が変態化しております、申し訳ない。ちなみに私、孔明は公式のSだと信じている。←
台詞から、いろいろ想像していただけましたら幸いです。

鉄糸もいいが、羽扇もいい。




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