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不器用ながらも君への愛を綴ります(届いて、僕のラブレター)

(2012/12/13)

関連(少年Aは思春期真っ只中 ノートにはさんだラブレター ラブレター、君に届きましたか?)



中国がロシアからラブレターという名の脅迫状を受け取っていたのは知っていた。まさかそのあと、二人が交際を始めるとは思わなかった。
日本がオランダと交際をしていることは知っていた。噂を聞いただけだが、まさかあのオランダが漫画みたいなラブレターを書くとは思わなかった。
ラブレターとか、古くさいだろう。イギリスは一人で皮肉を呟いた。
そんな感じで、イギリスがフランスに会いに調理室に向かうと、ドアの前で賑やかな会話が聞こえてきた。そっと覗き込むと、フランスの他に、中国や日本がいた。中国は美食部の顔だからわかる。日本はイギリスのように遊びにきたのだろう。
なんとなく、入りづらさを感じて、ドアの小窓から覗くにとどまってしまった。
「羨ましい、と思わないわけではない」
二人から視線をそらして菓子をフォークでつつきながら、フランスがごちていた。
何を、と思うイギリスだが、中国や日本は、話の流れか、わかっているようだ。
「我は別に、ほしかったわけではねーある」
「私は、ほしかったのだと思います。予想を上回ったものが送ってもらえましたが」
「あぁ、あの噂の、ね」
噂の贈り物、ラブレターのことだった。





レイラの初恋



飽きた。




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