一次創作
いつものことながら嫌にもなる

(2012/11/23)


ちょっぴりえろす。
夢でみた能力者の話。
百合百合してます。






脱臼した肩を自力で嵌め、千鳥足で学生寮までたどり着いた。服はだいぶ痛んでしまっているし、体も汚れていて、はやく風呂にでも入って眠ってしまいたかった。
それでも、なかなかうまく運ばないのも人生ならしい。
ロックを解除しエントランスに入ると、そこで金髪碧眼の同級生が鞠を待っていた。顔がひきつる。
「お帰り、鞠。怪我は?」
「大丈夫だから、ほっといて……」
そそくさと逃げようとしたのに手を掴まれて、鞠はますます顔がこわばった。
「リジー」
名前を呼んで懇願しても聞いてもらえない。

連れていかれた部屋は鞠のではなく、隣のエリザベスの部屋だった。鍵をかけ浴室に突き飛ばされた。傷が痛み、顔をしかめると、上からシャワーが降ってきた。無遠慮にコックを捻られ、あっという間に鞠はずぶ濡れになった。もちろん、鞠が疲れた体にあげたかった入浴は、こんなものではなかったというのに。
「リジー、お願い、やめて」
エリザベスは鞠の願いを聞き入れない。いつだってそうだから、鞠も半分は諦めていたが。
「鞠、傷はどこ?」
不思議と、エリザベスの言うことには逆らえなくなった。頬に張り付く髪を払われながら、鞠はトップスをゆるゆると捲りあげた。そこには、先ほどの戦闘で男に蹴られて、アザができていた。
エリザベスはそのアザを撫で、舌で舐め始めた。
汚い、不衛生だ、と罵ることはとおの昔にやめてしまった気がする。そんな言葉、通じやしないのだ。
ボトムのベルトを外してくる手を慌てて叩き落とすと、むっとされて、なぜか常備されているリボンで両手首を縛られた。力ずくで反抗することだってできたが、それをしないのは、もう慣れてしまったからなのか、それとも。
「……能力、使えばいいのに」
「あれじゃ痛すぎるよ」
縛られた手首に口付けられて、思わず体が疼いた。そのまま自然な流れで唇を食まれて、あとはもうされるがままだった。








夢でみた、戦う女の子と、百合百合しいお話。設定は素敵だったし、おじさんと戦う正義感強い主人公も素敵だが、具体的にストーリーが思い付かないので無理。




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