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楽園は定員オーバー

(2012/04/08)

典芬



もう助けがほしかった。耐えられなくなって、フィンランドはつい、彼を振り返ってしまう。スーさん、と呼ばれた声に、スウェーデンはわずかに顔を歪めて、無視を貫いた。気持ちは一緒だ、だから仕方のないことだと受け入れよう。フィンランドは傷だらけのまま、再び戦場へ向かった。
傷は増えるばかりで、癒えることなく、戦いが終わった。辛かった、もう嫌だった。
やっと顔を合わせられたスウェーデンに、フィンランドは倒れ込むように抱きついた。久しぶりのたくましい大きな胸に、安心した。そこまでは良かった。
もう諦めてね、とフィンランドは言われた。安息はまだ来ないらしい。あの背中にすがるには、時が遅かった。







Guilty

フォルダを開いたら、書きかけが。忘れました。




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