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美しくない朝に思考すべき事

(2012/01/22)



黒い煙が立ち上がるそこで、ドイツは目を細めた。どこからか呻き声が聞こえてきそうで、気分はあまりよいものではない。ドイツが浮かない顔をしたとき、兄は仕方のないことだ、と言った。
「何をしてるん?」
みすぼらしい格好のポーランドが、じっとドイツを見ていた。薄汚れた姿で、彼らしくもない無表情で立っていた。文字通り、立っていた。
「……さっさと働け」
目を反らし、やっと出た言葉はポーランドの問いの答えではなかった。いくらか痩けた頬に、泥がついていた。

「つまんないし、お前」







Guilty

しっぱいした




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