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おわりのおと
(2012/01/13)
――あなたが望むのならば、この命、いくらでも捨てませう。
馬鹿なのではないですか、あなたは。そう言いかけた口を、菊は閉じた。それを言ったところで、青年は理解できないだろう。理解できなくて、逆上されて襲われても困る。
「いってらっしゃいませ」
そうして青年は自ら死に逝く。
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捨て身なんて、やめようぜ
と現代社会へ
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