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無題
(2011/12/28)
英仏
どんなに夜が遅くても、先に起きるのはフランスに決まっていた。同じベッドで眠りについても、朝になってイギリスが起きると、隣に彼はいない。それが残念に思うこともあるので、たまにいたずらをしてベッドから出られないようにするのだけれど、結局、仕返しされてケンカに発展して終わる。いつまでも、二人のこのつまらないケンカはなくならない。なくなる日が来たら、逆にどうしようとも思う。とにかく、朝はなんとなく寂しい。しかし、腕の中の温もりの代わりに、朝食の美味しそうなにおいと、わざわざ起こしにくるフランスのキスも悪くはないので、それについてケンカするのは遠慮したい。
さて、今日も今日とて、隣にフランスはいなかった。それはいつもと同じだ。いつもと違うのは、キッチンにいる様子もなく、起こしにも来てくれないことだ。不審に思ったイギリスは、ベッドから出て彼を探した。
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ちょい保留
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