その他
とあるあまさにかかわるはなし

(2011/11/27)

銀魂、土銀みたいな





あぁ、もう、だめだ。今日が俺の命日だ、楽し……くはなかったかな、いや、どうだろうな。そんなことはどうでもいい。最後に、うまいパフェを食べたかった。
ばったん。
実に情けない死に方だ。

首の辺りがくすぐったい。というか、何か、音がする。そして、妙に、気持ちいいかもしれない。
さわさわ。
おい、何かおかしいだろう。目を覚ますと、ソファの上に横になっていた。上に、黒い塊があった。見たことのある顔に、青筋が立った。
「……オイ」
「ア? 起きたのか」
「起きたのか、じゃねぇよ! アホ! ざけんな!」
いまだに覆い被されたままで、起き上がれないんだよ。仕方ないから空いてる腕で暴れる。銀さんの木刀はどこだ、あった、机の下! つーか、ここ、万屋じゃねぇかよ!
「やめろ、多串君!!」
「知らね」
「やーめーろっつーんだ!!」
一気に大声出して暴れたのが悪かった。こいつが渋々上半身を起こして、俺も起き上がって、一気にフラついた。
そうだよ、俺。大事なことを忘れてるだろ!
「大丈夫か?」
「か、」
「か?」

「甘味をくれ……!!」

甘党、ここに死す、かもしれない。




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