一次創作
ぼつ

(2011/11/20)





夕陽ちゃんは狩野くんが好きなのですね、と何気なく呟いた。お昼、そんな三島に、夕陽は慌てて否定した。
「そんなんじゃない、私はただ、関係が悪くなるのも、嫌なだけで……」
「えぇ、元カレとか、いますか」
「まさか、わかってて聞いてる?」
「ちょっと怒り顔の夕陽ちゃんも可愛らしいですね」
この頃忘れがちだが、三島は夕陽が好きなのだ。それを思い出して、夕陽ははぁ、とため息を吐いた。




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