その他
寝不足とスイーツ?

(2011/06/15)

青エク 志摩燐




「奥村くん、えらい眠そうやなぁ」
「寝不足なんだ、察せよ」
塾の休み時間、燐は大きなあくびをして、目を擦る。そういえば、さっきの授業もほとんど寝ていた。授業についていけないから、という理由もあるだろうが、実際、寝不足なのだろう。燐の目の前の席に座り、志摩はじっと燐を見つめている。視線が気になり、耐えられなくなった燐の拳が志摩の頭に落下する。痛すぎる。
「ひどいなぁ。たんこぶできたらどないしましょ」
「かっこいい顔も台無しだな」
「そんなん思っとってくれはったん?」
嬉しいわぁ。
燐は内心、慌てた。こういうときの志摩の顔が、けっこう好きだったりする。笑った、というより微笑んだりする顔。こうやって女の子に声かけたりするんだよ、こいつは。
ふてくされたように顔を背けて黙りこむ燐に、志摩はわざとらしく顔を近づけるのだ。燐の反応が、志摩にはおもしろい。
どないしました、奥村くん。うるせぇ、近いんだよ、ばか。
「目の下、クマができとるやないですか」
目の下、というか顔を撫でる手がじれったいな、なんて。

「かえっぞ、子猫丸」
「坊、待ってくださいっ」
「あたしも帰ろうかしら」
「え、わ、わたしも!」





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似非志摩くん、京都組は難関だ(笑)
ただ志摩くんが好きすぎるぜ。
青エクはひたすら右燐。




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