無双
砂上の楼閣
(2011/04/03)
政兼えろくならなかった産物
いたずらに服を脱がせ、小さな傷の目立つ肌に手を滑らせた。当たり前のように反抗され、逃れられる。それが気に障った。
「……ふざけるな、山犬風情が」
「ふざけてなどおらぬわ、馬鹿め」
夜も遅く暗い部屋、褥の上にて、男二人が攻防する様子は、いかにもおかしい。
「わからぬ、なぜ、こうなるのだ」
「頭で考えるから、わからぬのじゃ」
たまにはワシに流されてみろ。
そんなことがあってたまるものか。流されるというより、呑まれそうだ。あってはならない、これはありえないことなのだ。
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空想アリア
いざ書いたはいいが、ちぐはぐなので前後を消して書き足した。余計におかしくなった。もはやなげやり。
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