無双
お勉強会

(2011/02/23)

慶次と幸村




たまには書を読みふけるのもいい。ぽつぽつといまだ雨は降り続く。
「よく飽きないで読んでいられるねぇ」
「、慶次殿」
一際華美な姿をした慶次が、幸村の隣に腰を下ろした。
「慶次殿も、たまにはいかがでしょう」
「遠慮しておくよ。あぁ、兼続みたいなことを言うなよ、幸村」
笑ってしまった。その兼続は綾御前のもとに出向いているようで、ここにはいない。友人の欠けた部屋は、どこか静かだ。それは雨のせいか。
読んでいた書を、幸村は静かに閉じた。代わりに、幸村は碁盤を取り出した。
「では、こういうものはどうでしょう」
盤の上に石を並べる。あまり得意じゃあないが、と慶次は呟く。しかし碁石を持って思案する様子を見ると、やる気は十分だ。





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色々30題其の16
楽譜。

中途半端、お題からずれとるがな




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