一次創作
footprints in the sand

(2011/01/18)



はだしになって、波打ち際を歩いてみた。やわらかい砂の感覚が足の裏から伝わる。穏やかな海の風を受けながら、一人、意味もなく、歩いていた。
家に帰ったらまずベッドに飛び込む。明日は何しようか、何があるだろう、と考えながら眠りに就く。
それまで、ひたすら砂の上を歩こう。
日が傾いてきた頃、道でバイクの上から、砂上の人を見つめていた。ヘルメットの下のその顔は見えない。後ろ姿はひどく小さく見えていた。
砂浜には、ゆらゆらと、足跡ができて、波にさらわれていった。



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「砂」は「不安定」の象徴




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