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ふつえいとめりかとかなださん

(2011/01/08)

影響受けすぎな疑似家族。ぱろでぃ。めりかとかなださんがちっちゃいよ!
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フランシスがいなくなったら、この家庭はきっと崩壊する。
「フランシス、ご飯まだ?」
「はいはい、ちょっと待っててな」
足元にしがみついてせがむアルフレッドをなだめて、フランシスはキッチンに立った。髪を軽く結んで、冷蔵庫を開けた。明日は買い物に行く必要がありそうだ。
「あの、フランシスさん」
「どうした、マシュー」
リビングでテレビを見ているアルフレッドの笑い声が聞こえる。マシューは対称的に、ソファで絵本を読んでいたようだ。手には仏語のタイトルが大きく書かれた薄い本を持っていた。フランシスは包丁を置いて、マシューに目線を合わせた。
「アーサーさんが、仕事遅くなるって」
フランシスがキッチンに来るちょっと前に、電話があったらしい。きちんと伝えてくれたマシューにお礼を言って、彼に見えないところでフランシスはため息を吐いた。いつもだったら、彼に直接連絡が来るのだ。メールは打つのが面倒だから、だいたいは電話だ。ケータイ、万歳。しかし今日は違う。フランシスには思い当たることがある。どうしようか。食卓に彼の好きなものを並べたら機嫌を直してくれるか。いや、思い出せ、冷蔵庫の中身を。フランシスにも、厳しい。さて、どうしようか。




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フェイント。いぎいぎがいないやんか(笑)


お気づきの方もいるだろう。私はこういう中途半端なぎゃぐが好きだ



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