無双
レッツ諸司馬フィーバー!

(2010/03/30)

(さんむそ.諸葛亮×司馬懿.若干破廉恥)




「貴様がっ、こんなやつだとは、知らなかった……ぞ!」
「では、今知ることができて、良かったではありませんか。どうぞ、今後の軍略にお役立てください」


馬鹿にしているのか、貴様!
司馬懿のまっすぐな髪が寝台に広がった。押し倒されたのだ。自分を見下ろすのは、憎きあの好敵手――諸葛亮。彼に見下ろされるというのは、実に不快であった。抵抗を試みたが、単純に腕力では、諸葛亮に軍配が上がった(なぜだ! 私の方がひ弱だとでもいうのか!)
着物に手をかけられ、首筋に顔を埋めれた瞬間、司馬懿は不覚にも声を出していた。慌てて塞ごうとする手は、いとも容易く、諸葛亮に掴まれた。


「おのれ、諸葛亮……!」
「煽らせているようにも聞こえますよ」
「ば、馬鹿めが!」


はたして、自分は今、どのような顔をしているのだろうか。薄暗いこの部屋は、蝋燭の灯りがひとつだけである。見えなければ、まだ、いいほうなのだ。司馬懿の淡い期待は、真っ向から裏切られた。羽扇はあいにく持ち合わせていない。灯りを消せなかった。誰だ、蝋燭を近づけた奴は、そうだ、諸葛亮だ。
今夜、司馬懿が知った事項
・悔しいが、諸葛亮のほうが、鍛えていた
・あっちも策士
・……意外と、悪くなかった


「ふふ、司馬懿はもう少し、素直に行くべきです」
「なぜ私が貴様に指導されねばならぬのだ……ん……っ」
「私は、すごく楽しいのですけれどね」


楽しいわけあるか、馬鹿めがァ!






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諸司馬愛きたる。
それ以前に、無双の軍師sに惚れました。
私だけが楽しいですね、これ。



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