まばたき
男の子は瞬きをしました。
星が弾けて、鍋に入ります。ちょうどいい大きさのものがたくさんあったので、お料理することに男の子はは決めました。
「おいしくなるかな」
とっておきの調味料をもってきて、ぱらぱらぱら、振りかけます。
星はきらきら輝いて、きつね色にこんがりなりました。
「さて、いただこう」
しかし困ったことがあるのです。
手元にはスプーン、フォーク、ナイフ、おはし。星はどれで食べればいいものか。男の子に見当はつきません。
「うーん」
男の子は考えます。考えるうちに、お星様はへなへなしてしまいました。
「ようし!」
やっと、スプーンですくおうかなと案が決まりかけた時、もう星は輝きを失っていました。
ぱちくり。
男の子は、瞬きをしました。




bkm
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