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ツンデレの意地

皇「っ、はぁ、はぁ......」
フリ「だ、大丈夫か!? 急にバランスを崩して泉に落ちてびっくりしたぞ!」
皇「余計な、お世話だっ。私一人でも、泳ぐことは、できるっ!」
フリ「鎧も着てるし、足が腫れてるのにか。」
皇「これは、ただ打っただけだ!」
フリ「打っただけ、でそこまで腫れないぞ。」
皇「っ!いいから早くどこかに消えろ!」
フリ「危ないな!!魔法を投げるなよ!」

タタタッ

皇「......」
皇「(奴の顔が見えたから、バランスを崩したなど、口が割けても言うものか......)」
ゴル「む? 暴君か。ここで何をしている。」
皇「運べ。」
ゴル「どうした。足を痛めたのか。」
皇「何も聞くな。貴様は言うことだけを聞いていろ。」
ゴル「服が濡れていて、足が腫れている。落ちたのか。」
皇「笑うな!!」
ゴル「笑いはせぬ。痛むのか。」
皇「......熱くなり、動かせないだけだ。」
ゴル「鬱血をしていそうだ。氷の魔法を使うため、靴を脱がすぞ。」
皇「フンっ」

皇「(奴がここにいたら、何を言ってしまうかわからなかったからな。
奴に弱味を見せるなど、甘えるなど私の性分に合わん! 絶対にだ!!)」

++++
【フリマティ語り】どちらかが海や川に落ちて運悪く足を痛め溺れてしまった時について語りましょう。

ツンツンツンデレまてぃうす
19.8.4

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