えふえふ | ナノ



リセット

※記憶喪失


ジタ「えっ? 記憶がなくなった?」
ゴル「魔法の暴発で頭を強く打ったらしい。癇癪を起こした為に連れてきた。」
クジャ「・・・・・・」
ジタ「どこまでないんだ?」
ゴル「それがわからんのだ。だからよく知るお前に会わせた。」
ジタ「まあ、セシルの兄ちゃんの言うことなら罠じゃねえか・・・・・・」
クジャ「人のことを珍獣みたいに扱わないでくれないか。誰なんだい。」
ジタ「俺のことも覚えてないのか。」
クジャ「知るわけないだろう。だから聞いているんだ。」
ジタ「うーん。」
ゴル「すまないが、任せてもいいだろうか。」
ジタ「了解。暴れるのが一番困るからな。」
クジャ「だから人をなんだと・・・・・・」
ジタ「とりあえず自己紹介からか。俺はジタン。お前の・・・・・・弟、だな。」
クジャ「弟、ねえ。」
ジタ「なんだよ。嘘は言ってねえぞ。」
クジャ「こんなに似てないのに。」
ジタ「事情があるんだよ。」
クジャ「ふーん。他に君の情報は。」
ジタ「お前の、敵、っていうかライバルっていうか・・・・・・」
クジャ「兄弟なのに?」
ジタ「なのに。」
クジャ「全然思い出せないよ。何か深い思い出はないのかい。」
ジタ「・・・・・・ええっと、他は・・・・・・」
クジャ「他は?」
ジタ「・・・・・・うーん」
クジャ「恋人、とは言ってくれないのかい。」
ジタ「てめっ。グルかよ。」
クジャ「騙される方が悪いのさ(プイッ」
ジタ「機嫌直せよ。記憶がないのに恋人、なんて言えば警戒されると思ったんだよ。」
クジャ「フンっ。僕たちはその程度の絆だったのかい。」
ジタ「違うって。」
クジャ「どうだか。」
ジタ「好きだから。」
クジャ「他には。」
ジタ「他? ええっと、大好きだ。愛してる。」
クジャ「・・・・・・まぁ、今回ばかりは許してあげるよ。」

++++
【ジタクジャ語り】相手が記憶喪失になってしまった時の2人について語りましょう。


17.1.24

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