ゆぎお | ナノ



心は買えない


※古代編パロ
※奴隷商から相棒を買ったということで


アテ「お前は俺が買い取った。今日から自由だぜ。」
表「あ、ありがとう...。でも、なんで?」
アテ「俺と似ていたから、かな。」
表「そっくりだもんね。生き霊思ったよ。」
アテ「はは。言ってくれるぜ。」
表「でも、君。あんな大金どこに...」
アテ「...」
表「も、もしかして、無理させちゃった!?ごめんね!!」
アテ「違うんだ!その...俺、...いや、その前にお願いがある。」
表「え?」
アテ「...よかったら、俺と、義兄弟になってくれないか?」
表「そっくりだから?」
アテ「...そうだ。」
表「僕なんかでいいの?今まで奴隷としていたから、何もいいことなんてないよ。」
アテ「そんなこと言うなよ。お前がいいんだ、"相棒"。」
表「君が、そこまで言ってくれるなら...。なんか恥ずかしいな!えへへ...」
表「じゃあ"もう一人の僕"。君の秘密を教えてくれる?」
アテ「...俺は、この国の王子なんだ。」
表「え!?」
アテ「今、お忍びでここにいる。」
表「あ...王族の証のウジャト...」
アテ「相棒。俺と一緒に城に来てくれ!」
表「ダメだよ!そんな、君が王子様だったなんて...。いくらなんでも、そのお願いだけは聞けない、いや、聞けません...。」
アテ「俺は、お前のことを、前から見ていて...。その、相棒が、相棒のこと...///」
表「...」
アテ「じゃあ今は使用人としてでいい。俺が王になったら、義兄弟になってくれ!」
表「でも...」
アテ「これだけは言いたくなかったが、お前を買ったのは俺なんだ。言うことを聞いてもらうぜ!」
表「う...」
アテ「酷いことはしない。だから...」
表「わかった、わかりました。だから頭を上げてください。」
アテ「敬語もやめてほしいぜ!」
表「...わかったよ。王子様。」
アテ「..."もう一人の僕"って...呼んでほしいぜ...」
表「わかったよ、もう一人の僕。」

アテ「(本当は恋人がいいけど...)」
表「(王子様...可愛いな...)」

++++
【表闇語り】義理の兄弟or義理の親子の関係になった2人について語りましょう。

下調べばっちりの王様

15.4.20



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