めくら/ろじさこ+保健委員会(小ネタ)
 

めくら/ろじさこ+保健委員会(小ネタ)


会話のみの短いお話です。


「どうしようどうしよう」
「うるさいな」
「どうしようどうしよう!」
「なにがだよ」
「どうしよう!どうしよう!」
「さっきからどうしようばっか言ってんな鬱陶しい」
「ああ!どうしたらいいんだ!」
「どうしようもないんじゃねぇの」
「そうだよな、どうしようもないよな」
「なんなのおまえ」
「左近への気持ちがおさえきれないんだ!」
「、気持ちわる…」
「吐くならおれの口の中に、ぐはっ」
「そういう気持ち悪いじゃねぇよ!おまえが気持ち悪いんだよ!」
「…これも愛情の裏返しか?」
「なんの愛情だ」
「左近がおれに対する、」
「んなもん最初からねぇから。あったら海に捨ててきてやるよ」
「それをおれが海に潜って受け止めるんだな!」
「おまえ日本語わかる?」
「左近の言葉しか耳に入らないよ」
「おまえなんなの?バカなの?死ぬの?」
「左近とともに生きていきたい」
「そんなこと聞いてねぇよ」
「風呂は熱めが好きだ」
「は?」
「味噌汁は白味噌で」
「ちょ、待て」
「朝食には必ず卵焼きをつけてほしい」
「おいこら!」
「子どもは二人ほど」
「おまえの理想の家庭なんか誰も聞いてないから!」
「最高の口説き文句だと思わないか」
「だから、いったい誰を口説いてるんだよ!」
「そんなの左近しかいないだろう」
「おれか!って違う!おれはおまえと結婚する気なんかない!というか男同士で結婚なんてできるわけないって言っただろ!」
「そんな障害なんておれたちには通用しない」
「たちって複数形にするな!おれを省け!」
「一生をともに添い遂げよう!」
「あーっ!もう!死ねよほんと死ねよ!」
「左近のためならいくらでも死ねる!」
「だからそれが気持ち悪いんだよバカ野郎!」
「吐くならおれのくちのな、ぐはっ」
「もうやだ、誰かコイツどうにかして…久作、助けて…野村せんせ、」
「おれ以外の男の名前を呼ぶなんて!もしかして浮気してるのか!」
「浮気以前の問題だよバカ野郎、死ね」


──────────


伊作「二人の場合もう夫婦漫才だね」
数馬「でも保健室で騒ぐのはちょっと…(見てて飽きないけど)」
伏木蔵「池田先輩も川西先輩もスリルー」
乱太郎「だからどこがスリル?」


(めくらであるが故)

 
 
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