memoログ | ナノ

 

「これが人間の愛情か。私の理解を超えている」(十ユベ)
 

十「あれ?携帯のアドレスが全部消えてるんだけど……」
ユベ『そうかい。でも別に困ることなんてないだろう?キミにはこのボクがついているんだから』
十「……さてはユベル、お前の仕業だな」
ユベ『ふん。キミがお友達とやらと遅くまでしゃべってるからだ。ボクを放っておいた報いさ』
十「しょーがねえ、履歴からかけるか……って、履歴も全部消したのかよ!」
ユベ『ボクがそんな見落としをするわけないだろう』
十「何てことしてくれたんだ!この間会った時、やっと遊戯さんのアドレスゲットできたのに!」
ユベ『いいね、その表情。ぞくぞくするよ。キミの心は今、ボクで満たされているんだ』
十「いや、あいにくと遊戯さんのことでいっぱいだ。もう一度教えてもらわないと……日本に帰るか」
ユベ『ちょっと十代!どうして怒らないのさ?傷つけあおうよ!それが愛だろう!?』
十「えーっと、一番早く帰れる飛行機の便は……」
ユベ『十代いいいいい!!』

アス『こ……これが人間の愛情か。私の理解を超えている……!』
ゆま「いや、理解しなくていい愛情だから」



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