13

……………

「リッキー大丈夫!?」

「鼻血出てんじゃねーか!そんなにヤバかったのか!?あの女のスリーサイズ」

「コレは鼻血じゃなくて吐血です。あの人…俺の耳に息吹きかけてきましたよ」

「仕方ないだろ、お前があんな顔してあんな台詞を言えば。俺でも好きになってる」

「気持ち悪い事言わないでください」


血の流れるリッキーの口元を慣れた手つきで拭いてあげるジム。


「リッキィィ(涙)大丈夫よ!私も反対側の耳からスリーサイズを吹き込んであげるから!」

ビッキーの目から流れてくる涙はもちろん拭いてやらない。


「とりあえず自分が原因を作っちゃったんだから、自分で責任を取ることね。頑張りなさい(笑)」

サラはこの状況を面白いと判断したらしい。

泣きかけて小さくなっている後輩の頭をよしよしと撫でた。


「頑張るって何を!?婿修行?あんな人のお婿さんになるなんて絶対嫌です!サラ、俺と結婚してください!」

ジム「どんなタイミングでプロポーズ?」


[ 46/195 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]