……………

「喰らえ☆マジカルイマジネーションラブリー回し蹴り!」

「んなもん喰らうかよ!こっちの番だ、行くぞ!ミッドナイトバニシングダンディーボンバー!」

「甘いな、タバコおじさん!この技を見な!モウソウバンザイ!ラブイズオーバー・BOBIMARO!!」

「あっ、お前!ここでソレとかズルいだろー!」


こちらはメインルームから少し離れた小部屋。

疲れてひとりになりたい時や、小さな集まりを開く時に使う休憩室だ。

その部屋の中でビッキーとナイジェル、ボビーは騒ぎ立てながらゲームの通信対戦にハマっていた。


「あ。こんな所にいましたよ」

そこでドアを開けて部屋に入ってきたのは、先程までメインルームにいたリッキーとサラ。

狭い空間で大人3人が熱狂していたからか、むさ苦しい空気にサラは手をパタパタと仰いでいる。


「貴方達何なの、知性の欠片もないその技の名前は。ラブイズオーバー…何?」

ビッキー「あ!今、馬鹿にしたわね!知らないの?最近巷で大人気のアクションゲーム『通路で戦う人』超面白いわよ!」

「和訳すると途端に弱そうなタイトルですね…」

「ねぇ、それより耳寄りな情報があるの。聞きたくない?」

サラの一言に、3人の視線が集まった。


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