「ここがWindyrunかぁ」



ポニーテールの少女、私川野紅葉は呟いた。
スーパーの抽選会で引いたら、見事に一等賞が当たった。
そのプレゼントはWindyrunと一泊お泊まり会。


Windyrunとは今人気のバイクライダー。
私は最近知ったがみんな美男子美人の集まりで、少しながら生で見たいと思ってた。



「ってなんで俺までお前と一緒に行かないといけねぇーだよ」



ぶつぶつ文句を言ってたのは柴田一芭だ。
柴田はWindyrunの大ファンらしく、ぜひ行きたいって言ったぐらいファンだ。
特に好きなのはジムさんらしい。



「まぁ〜良いじゃん楽しそうだし〜」



それとオマケで来たのは丸川捺和だ。
丸川はファンだが、サインがほしくて来たらしい。
メンバーはこの三人で私達は入り口のインターホンを押した。


すると出てきたのはタバコを吸っているおっさんだ。
その人はやたら、私達をじろじろ見てた。



「君達…?福引きで当たった子?」



「は…はい!」



私が答えようとしたら、柴田が先に答えた。
するとそのおっさんの隣にはイケメンの青年がいた。



「福引きで当たった子ですか!ウワァ〜こんにちは!俺、リッキー。よろしく」



リッキーさんは爽やかな笑顔で私達を迎えてくれた。
なんて優しい人!雑誌で見るよりイケメンだ。
私は少しながら惚れそうになった。



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