※学パロです


毎朝朝早く、彼女は私の家にやって来る。
「名前ー!!学校行くったいね!!」
正確に言えば、二階にある私の部屋の窓辺へとやって来る。有名な博士であるお父さんから借りているというトロピウスに乗って。
「…さっちゃん…」
私は満面の笑みで宙に浮かんでいる友人を家へと招くため窓を開ける、さっちゃんこと幼なじみのサファイアは部屋へと飛び降りるとトロピウスをボールに戻した。
「相変わらず名前の部屋は綺麗ったいね〜!今度あたしの部屋掃除してったい!」
さっちゃんの部屋は(私にはよく分からないけど)ポケモンのボールだとか資料だとかでゴチャゴチャだ。
だからだとは思うが、シンプルな私の部屋を見回しながら、さっちゃんは感動しているようだった。
「だーめ。部屋の掃除くらい出来ないと、大人になった時に困るのはさっちゃんなんだからね!?」
「う…」
ピシャリと言ってやると、さっちゃんが本当に残念そうに肩を落としたので少し可哀相になった。
「まあそのうち、ね。とりあえず朝ご飯食べてく?さっちゃんの好きなサラダあるよ」
「ホントったい!?わぁ〜い!名前大好きったい!!」
彼女といると色々と困ることも多いけど、彼女の笑顔を見れた時は、そんなこと忘れちゃうぐらいにすごく嬉しいんだ。
「…うん、私も大好き」
さあ、今日もまた、新しい一日が始まる。




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夢主にさっちゃんって呼ばせたかった


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