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🔖優しい夢を見たかった
仲間が増えたので生活の維持が大変だ。近日中にケフカを倒さなければ自滅してしまうかもしれない。
あと飛空艇の整備をするのがセッツァーしかいないので彼を戦闘メンバーに加えられない。
早くダンさんを迎えにコーリンゲンへ戻りたいけれど、まずは近場から片づけていこう。
サマサから北上し、マッシュとセリスを連れてモブリズの近くに降りる。
村に入ってすぐ子供たちが駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん! カタリーナがいなくなっちゃった」
「ディーンがつめたくするから出ていっちゃったんだよ。カタリーナ、おなかが大きくなってたいへんなのに」
「ぼく知ってるよ。カタリーナは赤ちゃんができたんだ。ぼくの弟が生まれる前の時とおんなじだもん!」
「うん、落ち着け」
そんなガヤガヤされても私は聖徳太子じゃないんだ。
村に入るとディーンが途方に暮れて立っていた。私たちを見かけ、ばつが悪そうに俯く。
「俺……どうしたらいいか分からなくて……、カタリーナのお腹には、俺の子供がいるのに……」
「まあ、女は当事者だから腹据えたら強いけど男はそんなもんだから気にすんな。カタリーナを大事にしたいって気持ちを忘れなきゃなんとでもなるよ」
「……うん」
妊婦の相手をするのだって結構、大変なことだ。ただでさえ世界がこんな状況、子供に包容力を求めるのも無茶だろう。
とはいえ親になる以上、これからは嫌でも責任を持たねばならないけれど。
「ところでジミーさんは?」
「あの薬屋さんは、余裕があるうちに産婆さんを連れてくるってニケアに戻ったよ」
「お、さすが」
それなら産婆さんを呼びに飛空艇を飛ばす必要はない。
じゃあカタリーナのところへ行くか。西にある家の本棚裏だっけな。
「ユリ! ディーンも……」
地下の隠し部屋に降りると、カタリーナとティナがベッドに腰かけていた。
確かに少しお腹が大きくなってきているようだ。何ヵ月目なんだろう。
生まれる前にはケフカを倒さないといけないよな。
不安げな顔でカタリーナがディーンを見上げる。
「カタリーナ、ごめんな。俺もっとしっかりするから。だから、うちに帰ろう」
「ディーン……私こそ、ごめんね。あなただって辛いのに、気づけなくて」
リア充爆発しろ、と言いたいところだが、こんな世の中じゃ子供は本当に宝物だ。
すれ違って喧嘩して仲直りできる相手がいるという、それだけでも奇跡。だから祝ってやろう。末永く幸せであれ。
「お姉ちゃんー! フンババがきたー!」
そして彼らを邪魔する僻みっぽい喪ンスターにはお仕置きが必要だ。
「あれだけ痛めつけてやったのに、懲りずに来るとはな」
また私が前へ出るとでも思ったのか、マッシュが真っ先に飛び出していった。私もセリスと共に後を追う。
ちらりと振り向き様に見たティナの表情は硬い。
このまま子供たちのもとに残るのも、それはそれで彼女の心を育むだろう。
どちらでもいいと思っている。本音は、そばにいたいけれども。
「セリス、魔封剣お願い」
「ええ、分かっ、!?」
前回フルボッコされた記憶も新しいフンババは、セリスが姿を見せるなり凄まじい風を起こしてきた。
私には効かないけれど、セリスが剣を構える間もなくマッシュ共々転がされていく。
このデカブツ、魔封剣の仕組みを理解して阻止しやがった。
「ユリ!」
巨体と向き合う私のもとへトランスしたティナが降り立つ。
マッシュとセリスでも頑張れば倒せるとは思うが……やっぱり、彼女が来てくれて嬉しい。
秘める魔力量を感じたのか、フンババは困惑しているようだ。
「ティナ、ああいう体力馬鹿にはバイオが効くよ」
「任せて!」
軽やかに跳躍し、フンババの頭上に飛んだティナがありったけの力を籠めて魔法を放つ。毒の渦に飲み込まれながら古の魔物は息絶えた。
子供たちが家から飛び出してくる。ディーンも来ていた。
トランスティナを目にしてまたモンスターかと慌てる皆の中から、一人の女の子が吸い寄せられるように歩み出る。
ああ、フェンリルの魔石を拾ってくれた子だ。
「ママ……ママでしょ……? あたし、わかるよ……」
素直で無垢な子供たちは、すぐにその事実を受け入れる。
「え? ママ?」
「ティナなの……?」
「ママ!」
そしてティナだと分かった途端に安心して、トランスしたままの彼女に駆け寄ってきた。
人と幻獣が愛し合えるのか。それを試したいのならティナはここに残るべきではないのか。
モブリズの子供たちは彼女が求めるものをくれるだろう。人間でも幻獣でも変わらぬ愛を。
「ティナ、ここにいてもいいよ。私はティナがどんな選択をしても賛成する」
しかし彼女は首を振った。
「いいの。今ある命だけじゃない、これから生まれてくる命もたくさんある。ぜんぶ守るために、私は戦うわ」
もしかしたら、敢えて求めるまでもなく彼女はもう知っているのかもしれない。
人間と幻獣が相容れぬものかどうか……?
マディンとマドリーヌが互いを求めたからティナがここにいる。それが答えだ。
「ディーン……、カタリーナとお腹の子はあなたが守るのよ。みんな、ママはみんなの未来を守りに行く。そして必ず帰ってくるわ」
「ティナ……」
「ママ……わたしがんばる!」
「ぼくも、泣いたりなんかしないよ」
「ティナママが帰ってくるまで、ぼくたちで村を守るんだ!」
ちょっと涙ぐんでしまいそうな私を見やり、ディーンが力強く頷いた。
「俺たちの子供……そいつが、生まれてよかったと思える世界を作らなきゃいけないんだよな。俺、頑張るよ。……ティナを頼む」
「うん。任せとけ」
生まれてよかった、生きててよかったと思える世界。私もそれを守りたい。
飛空艇があると本当に楽だ。移動時間が極端に短くなる。セッツァー万歳!
感謝の気持ちを籠めてそのうちブラックジャックの模型を手に入れよう。そのうちね。
というわけで、今度はモブリズから更に北上して獣ヶ原に到着だ。
シャドウと来た時には見かけなかったガウを、今回こそ仲間にするぞ。
せっかくなので船長以外の全員ファルコンから降りて未習得の魔法を覚えていく。
私はチャクラ持ちのマッシュにくっついて短剣片手に付け焼き刃の剣技を特訓だ。
はっきり言って経験以前の問題として才能がない。
でもまあ、敵に肉薄された時に剣があると安心感も段違いだし、小型ブラストボイスと短剣でなるべく自分の身は守ろうと思う。
ガウが現れたのは一週間ほど経ってからだった。
やっぱり広いぜ、獣ヶ原! 皆で探したとはいえ再会できたのは奇跡かもしれない。
「ござる!」
「俺はござるじゃないっての!」
船に戻るぞの合図としてマッシュがユニコーンを召喚し、獣ヶ原の上空を駆け回ってもらう。
遠くで「了解」を示すファイアがいくつも打ち上げられた。これで皆ぞろぞろファルコンに帰るはずだ。
「よし、ガウ。飛空艇に戻ったら肉料理を食わせてあげよう」
「おれ、にく、すきだ!」
「知ってるよ。仲間だからね」
「ガウー! おれ、みんなのなかま! なかま! またいっしょに、たびをするー!」
ろくなものを食べてなかったのであろう、やや痩せたガウが喜色満面でマッシュに飛びついた。
マッシュも久々にガウと会えて嬉しいのか、文句を垂れつつそのままおんぶしてやり飛空艇まで歩いていく。
なんか、兄弟ってよりむしろ親子だな。
怒濤のごとくやって来たのは三角島。ここで魔法修得値を稼ぐのは危険なのでマッシュと私だけで降り立った。
マッシュを酷使していて申し訳ない。でも万が一の時に私を回復できるのが彼だけなんだよね。
さて、地下への入り口を探してさまようこと数十分。
なにやら地面に不思議な窪みを見つけて覗き込んでみる。すると蟻地獄のようになっていた窪みがグワッと口を広げ、ゾーンイーターが姿を現した。
想像以上にでかい! そりゃそうか、マッシュどころかウーマロだって飲み込めるサイズだもんな。
「な、何だ!? また巨大ミミズかよ!」
ちょっとやめてよ、フィガロ城の惨劇を思い出しちゃうじゃないか。
ミミズとかヒルとかああいう生々しい系はダメなんだよ私。
でもゾーンイーターは大丈夫だ。表皮が硬そうだからか。ただ、これからこいつに食われなきゃいけないのは、やっぱり嫌。
「これに吸い込まれないといけないんだけど」
「冗談だろ……?」
「マジです」
奴の口腔内は青白い光が満ちている。咀嚼される恐れはなさそうだ。飛び込むよりも先に足元がズズズと動き、体が吸い込まれる。
「ユリ!」
咄嗟に私の襟首をマッシュが捕まえた。って、首しまってるしまってる!
踏ん張らなくていいからと必死に訴え、なんとか無事に二人とも吸い込まれることができた。いやこれ無事って言うのかな。
正直、あの天井が落ちてくる仕掛けは実在しないのではないかと期待していた。ダリルの墓だってダンジョンじゃなかったし。
天井がどったんばったん落ちたり戻ったりするなんておかしいではないか。
しかし、残念ながら、それは現実に起こったのだ。
「どうするんだよ、これ。テレポじゃユリは脱出できないし……」
「うん。それに、この先に仲間がいるんですよねー」
聞きたくなかったと呟き、マッシュは私を小脇に抱えて魔石を取り出した。ゴーレムを使うか、なるほど。
「その仲間ってやつを抱えて同じことができるかは分からないぜ」
「そん時ゃそん時よ」
ゴーレムが天井を支えている隙に、マッシュは私を抱えたまま足場を飛び越えて洞窟の奥へと駆け抜けた。
帰り道は……まあ、ゴゴにマッシュのものまねをさせれば大丈夫だろう。
難所を抜けて、ゴゴのいる場所に辿り着いた。
「久しぶりの来客だ」
ゴゴの声は男女の判断がつかない不思議な音だった。魔列車っぽくもある。
あのぐるぐる巻きのターバンを剥がしたら中身は人間じゃない、と言われたら信じてしまいそうだ。
「何だ、お前は?」
「俺はゴゴ。ずっとものまねをして生きてきた」
「こんな誰も来ないところで何の真似をするんだよ」
マッシュのご尤もなツッコミに、ゴゴはきょとんとしている。
……あのトラップに気づいていないのか。誰も訪れない場所でものまね対象をずっと待ってたとしたらアホすぎるぞ。
こういう困ったさんに弱いマッシュは、頭を掻きつつ尋ねる。
「一緒に来るか、ゴゴ?」
「ではお前たちの真似をしてやろう。お前たちは今、何をしているんだ?」
「何って……、ケフカを倒して、世界を救おうとしてる……んだよな」
そこで自信をなくさないでほしい。まあ確かに言葉にすると恥ずかしくなるのは分かるよ。私は世界を救うために戦っています!
「では、俺も世界を救うというものまねをしてみるとしよう」
最も不可解かつなんとなく格好よく聞こえる台詞と共にゴゴが仲間になった。
そして、ゴゴの後ろに出口があったのだ。私とマッシュは小躍りして喜んだ。
……しかし、ここがもし“小三角島の洞窟”ではなく“ゾーンイーターの中”だとしたら、位置的にここって肛門だよな……。
続いてはティナとマッシュを連れてナルシェ近くに降りた。
マッシュは修練小屋へ向かわせる。私たちがモグとウーマロを回収してる間に夢幻闘舞を会得してもらうためだ。
詳しい説明は面倒なので省いたら、マッシュは不承不承ダンカンのもとへ向かった。
そして私とティナは無人のナルシェに足を踏み入れる。とりあえずラグナロックの回収から。
「もしもーし、お客さまですよ。元リターナーに協力していたティナさんとその子分Aです!」
「ユリ……? なんだか変よ、その自己紹介」
なんか間違ってます?
厳重な施錠が対モンスターのためならば、人を相手には開けてくれるはず。連続ノックを叩き込むと静かにドアが開かれた。
「魔導の力を持つ娘……お前さんを待っていたよ」
戸惑うティナに向かって武器屋のおっさんは魔石を手渡した。
ラムウたちとは違う輝きを感じる。なんとなく無機質なのは本体が剣だからか。
「これを渡そうと思ってな。武器屋をやって七十年、こうも不思議な石は初めて見た。こいつで剣を作れば、素晴らしい名剣となるだろうが……選択はお前さん方に任せよう」
「剣にするか、魔石のままか……?」
魔石を受け取ったもののティナが悩ましげに眉を寄せる。
幻獣の命の名残と思うと剣に加工するのは気が引けるが、これは元々が剣だしな。
「ねえユラ、ラグナロックって無機物由来の幻獣? それとも生物が三闘神の影響で剣になったの?」
手元の魔石に話しかけるが、もう力が弱まっているのか返事はない。しかし幻獣の血を引くティナには聞こえたようだ。
「相争う三闘神に挑んだ勇者が持っていた剣、だって。それ自体に意思はないそうよ」
「ありがとう。それなら剣にしてもらおう」
持ち主の意思が宿ったインテリジェンスソードとかなら魔石のままにしておきたいけれど、無機物なら元の姿に戻すのもいいだろう。
おっさんが剣を作っている間に私たちは炭坑へと向かう。
トンネルを抜けるとそこは、モーグリパラダイスでした。ティナの歓喜っぷりも微笑ましいが私も泣きそうなほど嬉しい。
「ティナ、ユリ! 生きてたクポー! よかったクポ!」
「皆も無事だったんだね」
群れは生きていた。小さな洞窟を埋め尽くす勢いでクポクポ言っている。
あの時、オープニングでティナを助けてくれた皆。個体は識別不可能だが高名なるモグタン将軍も無事のようだ。
「ユリのおかげクポ。町の南に三闘神の光が来て……前にいた巣は崩れちゃったクポ……」
「そっか。移住してもらっといてよかった」
モグ以外は人間語を話せないけれど、ティナを取り囲んでクポクポ言ってる様子を見れば彼女の無事を喜んでくれているのが分かる。
ふかふかに囲まれたティナも顔が緩みまくっていて眼福である。
「モグも戦うクポ!」
群れを守るのだとはりきるモグに一匹のモーグリが近づいて、何かを手渡し彼を抱き締めた。たぶんモルルだな。
本当に皆ちゃんと生きているんだ。モグが一人で立っている、胸が抉られるような光景を見なくて済んだ。
「この平和を守るためにも、早くケフカを倒さないとな……」
「きっと雪男もいっしょに戦うクポ!」
「雪男って?」
首を傾げるティナに、モグはエッヘンと胸を張って答える。
「ちょっと乱暴だけど、あいつは頼りになるクポ」
確かに、コマンド入力できないってハンデがない現実でウーマロは相当な強キャラかもしれない。
槍とお守りを手に巣から旅立ったモグに案内され、ウーマロの縄張りである洞窟までやって来た。
群れのリーダー格であるモグがウーマロを受け入れているので、他のモーグリたちも彼との共存を認めているらしい。何気にモグって男前だよね。
しばらく進むと骨の彫刻で飾られた小部屋に出た。ちゃんと蓙も敷いてあってそこそこ人間的な生活をしているようだ。
その中心にでっかい雪男が座り込んでこっちを見ている。
「……ニンゲン……、親分!」
モグの姿を見留めて立ち上がると、棍棒を握ってこちらへ歩いてきた。戦闘にならないといいな。
「お前も仲間になるクポ!」
「ウー……、ウーマロだウー。親分の命令……おれ、あんたたちの仲間。よ・ろ・し・く!」
「私はティナ、よろしくね」
「あ、ユリです。よろしくお願いします」
「ウーマロ、一緒にがんばるクポ」
すげえあっさり仲間になった! 何の仲間になるの、と疑問に思わない辺りがすごいぜウーマロ。
久々にパーティのお荷物係をやることになった。ウーマロが住処に溜め込んでいた大量のイエローチェリーを持って行きたがったのだ。
まあね、戦闘なしで力作の彫刻を壊してミドガルズオルムの魔石を譲ってくれたお礼です。チェリーは私が運びましょう。
しかしこれらはナマモノ。冷蔵庫並の洞窟内はともかくナルシェを出たらすぐに腐ってしまいそうだ。ジャムとか酒とかにしても怒らないだろうか。
サクランボを使ったスイーツに思いを馳せつつ炭坑を出て、今度はヴァリガルマンダのところに到着。
「ティナ、ファイガで氷を溶かしてやって」
「うん」
中身を焼かないように注意しつつ幻獣を封じている氷を溶かしていく。
モグとウーマロはなぜか私の背後にぴたりと張りついて立っている。火が怖いのか? それとも私を盾にしてませんか。
やがてヴァリガルマンダは薄くなった氷を自力で振り払って動き始めた。
「私の封印を解いたのはお前か。お前たちは一体……?」
「私は、マディンとマドリーヌの娘、ティナ。幻獣の血を引くものです」
「幻獣と人間が結ばれたというのか。だが……」
ふわりとヴァリガルマンダの体が浮き上がり、モグとウーマロが完全に私の背中に隠れようとしている。
いろいろツッコミたいがとりあえずウーマロ、お前はサイズ的に無理だ!
ヴァリガルマンダは空を覆う暗雲と遠くガレキの塔がある方角を眺めて声を低くした。
「世界に満ちるこの殺気は何だ? 未だ魔大戦が続いているのか?」
「いいえ。魔大戦は終わり、幻獣たちは封魔壁の向こうに隠れ住んでいました。その封印を破り、三闘神を復活させた者がいるんです」
「愚かな……永久に争わねば気が済まぬのか」
「私たちは、それを終わらせるために戦っているの。あなたの力を貸してほしい」
ティナを見つめ、マディンの魔石と、私が持つユラの魔石を見つめてヴァリガルマンダは黙する。
沈黙のあと、その身体から魔石化の光が溢れた。
「三闘神が与えた殺戮の力……。このまま争いに果てるなど耐えられぬ。お前たちの心、信じてみよう」
彼らは三闘神の呪縛から逃れることを望んでいるようだ。魔石を解放し、新しく生まれ変わることを。
そのままで生きていてほしいというのは、叶えてはいけない私の自己満足なのかもな。
「……さ、武器屋に戻るか」
ラグナロクをもらってマッシュと合流して、出発だ。そして最後の仲間を迎えに行こう。
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