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category:[FF6]


マッシュのカップリング。

好意一直線よりも半歩ズレたら殺意を持ってるような危うい関係が好きだ。
そういうわけでマッシュが嫌いそうな人物を考えてたがまるっきり思いつかない。
ケフカのことは嫌ってるが、向こうからの感情がないしな。仲間内でケフカに認識されてるのなんてティナとセリスくらいだろう。あ、あとエドガー。
で、マッシュの方でも帝国は嫌ってるけどそこにいるケフカという人間を嫌いなわけではないし。だって嫌えるほど人間として知らない。

おおらかすぎて「こいつ好悪の感情とか理解できてるのか? 大丈夫か?」というイメージのマッシュ。
某アリスターに似てるけど、アリスターはああ見えて無自覚に器用だから必要に応じて他人を嫌える。そういう意味ではアリスターの方が相当人間臭い。
いやむしろ、マッシュに人間臭さが無さすぎる。あの年齢であの純朴さって、何なんだ。

性格が似てるわけじゃないけど根っこのところで気が合うのがティナ、セッツァー。
性格の違いが凹凸というかボルトナット的に相性がいいのがセリス、エドガー。
ぶつかって喧嘩もしつつ対等にいい関係を築けそうなのがリルム、ロック。
カイエンとガウは家族愛が勝ちすぎて恋愛カップリングはちょっとな。苦手とまではいかないけど。

父親が死んですぐダンカン親子のもとに身を寄せ、ダンカン親子が死んですぐカイエン&ガウと出会う。
家族を亡くして一人で孤独に浸った時間がない。そういうところがマッシュの精神的な強さを育てたのかもしれない。
でも逆に言うなら孤独を耐えた経験のあるエドガーよりマッシュの方が何かをなくした時に脆い一面もあるのではないか。

エドマ、もしくはマシュエド。
カイエンとガウはカップリングできないと言うくせにエドガーは可ってのも変な話だが、やっぱり十七歳からの十年間を離れて暮らしてたってのが大きい。
兄弟として通じ合うものはありつつ他人であった期間も長く、しかもその期間が成長に著しく影響を与える大事な時期。
環境の違いから別個の変化を遂げつつ、お互いにとって相手の印象は十年前のまま。
双子の絆と他人行儀な感覚と両立している状態。
兄弟というより上司と部下、君主と臣下って感じ。
なので意外と背徳感はなかったりする。


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