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category:[設定だけ]


ローラたちは結婚を考えてる時期で、ローラは恋人の家に引っ越そうか迷っている。
そして夢主を拾ったことをきっかけに恋人の家に移って自分の家を夢主にあげるとちょうどいい。
夢主を拾ったのは恋人の方、相談したら迷いなくうちで面倒見ようと言うのがローラ。

モブリズのNPCたちとPCたちがローラと恋人にやたらと献身的なのは、本人たちがそういう気質だからじゃないかな。
優しい人の周りには優しい人が集まる的な。
見ず知らずの夢主を拾って介抱してくれるような人だからこそ、彼らが困っていると誰かが助けてくれるのだろう。


夢主はFF6プレイ済みなのでローラが誰か、その恋人がどうなるのかを知っている。
せっかくなら助けたい、と思う。すると必然的にマッシュと同行することになる。
レテ川を流され魔列車の屋根を飛びバレンの滝を落ち蛇の道を流され、かなりハードなマッシュ編。
今のうちに鍛えておかなければと決意する夢主。
そうだ、サウスフィガロに行こう!

コルツ山で修行を始める夢主。
そもそもダメージを受け慣れていないので殺意を向けられると竦んでしまうことを問題視、恐怖心を克服するためにダンカンやマッシュではなく弱者にも容赦しないバルガスに稽古をつけてもらう。
で、ずたぼろにされるたびにポーションを飲んで、その効能について考えたりするのね。


 ポーションを飲み下すと時間を要せずに傷が治り、痛みもきれいさっぱり消え去った。この劇的な効果が私は未だ怖いんだ。
 薬草類を煎じて丸めたものだと聞いているが、本当にそうなのだろうか?
 この即効性と効力は原料となる草に回復魔法でもかかっているとしか思えなかった。
 剣と魔法のファンタジー世界なのだからポーションがマジックアイテムだとしても驚かない。
 しかしことFFVIに関しては、魔法効果というものをあまり宛にしてはいけないんだ。魔導の力は数年以内に消滅してしまうのだから。


ついでに、FF6世界には魔導の力由来っぽいアイテムもいろいろあると思うんだ。
魔法は滅びたって一口に言うけど一度はそれが世界を席巻したのだから、完全に消えたりはしないだろう。


 魔大戦の勃発が千年前。三闘神が降臨したのはそれより前。
 戦争の中で魔導の力は世界のあらゆる場所に浸透していったに違いない。大気に、大地に、そこに息づく生物の胎内に。
 魔石やその砕けた欠片のようなものが、それと知られず発掘されたとしよう。
 そこからエネルギーを抽出する方法が発見され、今日に到るまで魔導の力はそれが魔導だとは知られないまま生活の役に立てられている。
 たとえば雷の力を帯びた石は電球のようにして照明に使われているし、熱を放つ石でお湯を沸かしたりもする。
 少々お高くなってしまうが、冷気を発する石で作った冷蔵庫なんて物もあったっけ。思えばマランダ国って意外に裕福だったな。
 三闘神を倒したらそれらはどうなるのだろう。すべての物質から魔導の力が消え失せたら、生活の基盤が根本から崩れかねない。


魔導の力が消えるということは夢主も事実として知ってるけど、それによる影響がどう出るのかはきっかけがないと実感しにくい気がする。
夢主をローラと知り合いにしたかったのは「モブリズの兵士を助けたい」と思わせたかったから。
蘇生魔法もテレポも使える主人公一行が“あの兵士は崩壊後に死ぬ”と知っていれば助けるのはわりと簡単なんだよな。
傷を癒してマランダに連れて帰ればいいんだから。

しかし実際にモブリズに立ってみると夢主は思うわけだ。
「あの兵士だけではなくモブリズの村人も助けるべきでは?」
そして更に気づくんだ。
「村の大人が助かったらティナはここに立ち寄らない、子供たちとの交流は生まれず、一時的に戦う力が失われるイベントも消失する」
それはつまるところ、人間としての感情を育めなかったティナがエンディングで消えてしまう可能性を示唆している。

正直、死ぬはずだったキャラを救いまくった結果ティナを失うっていうエンディングもありな気がする。
あるいは比較的早い段階で夢主がそのことに気づいてケフカ殺害に成功、世界を崩壊させずにifルートに入ってしまうのも可。

自分の好みに従うなら、ローラの恋人はマランダに帰してモブリズの村人も別の場所に避難させる。
そして崩壊後、マランダを訪ねると例の彼が魔大陸浮上後に大恩あるモブリズを心配して様子を見に行ったことをローラから聞かされる。
村の場所は移したものの結局ケフカに見つかって滅びている。
ひとの運命ってのはそう容易く変えられないと思い知らされるENDとかね。
この場合の夢主はことあるごとにケフカを殺そうとするけどすべて失敗に終わっている。

あと夢主はダンカン一家と過ごすことで序盤から結婚や夫婦や親子関係について考えさせられる機会を多く持つ。
修行に付き合ってもらった手前、バルガスの件もなんとかしたいと思うはずなので。
しかしバルガス自身はわりと刹那的(自分の強さにしか興味がない、それを次代に継ごうとしない)生き方を好んでるので、こちらも失敗に終わっている。
バルガスを死なせたくない、でも死を目の当たりにした同士、マッシュとは腹割って話せる。

マッシュ編の仲間はマッシュ自身含めシャドウにカイエンにガウにFF6の親子ネタ担当オンパレードだ。
その流れでマッシュと“子供を持つことについて”の突っ込んだ話をしてほしい。
そしてモブリズの村人を助けるつもりでいる夢主的にはゲームより早く強くしかも積極的にティナに人間らしさを学ばせなければいけないと焦っているのでマッシュに「ティナと結婚して子供作らない?」とか爆弾を投げてほしい。

うちの夢主、マッシュ×ティナを推しがち。
ていうか原作知識ありだとやっぱりメイン主人公であるティナ贔屓になるし、ティナを安心して任せやすいのはマッシュなんだよな。
信頼度と親愛度は高いので、そこから恋愛面でもマッシュ編に入るかどうかはどれくらい異性として意識するイベントがあったかによる。

うーん、やっぱりこの流れでも書いてみたい。
いつか言語ネタを外して書き直したくなるかもしれない。


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