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:)番外編 無意識のトクベツ 4
2016/02/26




何を話しているのか、拓麻の所までその声は届かず、一抹の不安を抱えながら二人に近付いて行く

そして、


「拓麻さん!!」


どこぞの令嬢が拓麻に気付き声を上げると、その声を聞いたひなが、拓麻の方へ振り返った

何を考えているのか、読み取れないひなの表情

それとは反対に、真昼の陽光のように明るい笑顔を見せる令嬢に、拓麻は十指に余る不安を抱えた


「・・・・・・えっと、」


なぜか、今までのように笑顔を見せられず、ぎこちなく微笑む

ひなはそんな拓麻を見ると、


「どうぞ、ごゆっくり」


令嬢に会釈をし、拓麻に背中を向けた



―――今年のショコラトルデーも今までと何も変わらないはず、



なのに、なぜか過ぎる不安



―――な、んだろう?



先程、千里が言ったことのせいなのか?

それとも、読めなかったひなの表情のせいなのか?



拓麻は、目の前で話す令嬢の言葉も耳に入らず、


「ありがたく受け取っておくよ、」


そう一言だけ告げると、ひなの後を追った


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


文字数は少ないけれど、長すぎますね(笑)






コメント(2)



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