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:)番外編 無意識のトクベツ 3
2016/02/26
「え・・・・・・?」
拓麻にとって、寝耳に水なそれ
突然言われたそれに、カウチに沈んだ拓麻が声を出すと、
「ひな、怒るんじゃない?」
千里は、珍しく真剣な声でカウチの脇に立った
―――ショコラトルデーにショコラを貰うことは、今までと同じ
学園にいた頃も、学園に行く前も、
ショコラトルデーにはたくさんのショコラを貰ってきた
「今更、じゃない?」
拓麻にとっての恒例行事に、今更ひなが怒るとは思えない
逆に『大変だね』と労ってくれるのではないかと思う
「拓麻さま。お客様が・・・」
そこへ、本日三桁目の来客にメイドが拓麻を呼びに来る
「・・・・・・わかった」
苛立つ気力すら無くなった拓麻がカウチから起き上がり、
千里の横を抜け、メイドの横を通ってエントランスへ行くと、
「えっ・・・・・・何で?」
どこぞの企業の令嬢と言葉を交わすひなの姿があった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
まだまだ続く。
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