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:)ココロを蕩かす甘い誘惑@
2015/02/09
枢のいない間に屋敷に届いた段ボール箱
その箱をリビングのテーブルに置き、
玖蘭邸に住む吸血鬼三人は、その箱をどうするべきか悩んでいた
「お前が開けろよ」
「こういうのはセンパイが開けるべきですよ」
普段から、怪しげな物は屋敷の中に入れるなと、
訪問者には帰ってもらえと、枢は三人に言い聞かせていた
けれど、
「玖蘭優姫、お前が屋敷のドアを開けたせいだろ」
「私一人のせいですか!?あの時、センパイも一緒だったじゃないですか!」
突然の訪問者に、
枢の言いつけをすっかり忘れた優姫が屋敷のドアを開け、
訪問者が持って来た箱を英が受け取った
「ドアを開けたのは私ですけど、荷物を受け取ったのは藍堂センパイなんですから。藍堂センパイが開けてくださいよ」
「お前がドアを開けたから、自然の流れで荷物を受け取ってしまったんだ!!」
「箱には藍堂センパイの指紋がベッタリなんですから、この件、藍堂センパイ一人の責任でお願いします!」
「おまっ、ふざけるな!」
「私、おにいさまに怒られたくないんです!」
「僕だって同じだ!!」
所詮、二人の責任の擦り合い
テーブルを挟み、箱を囲み、
相手を指差して責任を押し付け合う優姫と英に、それまで黙っていたひなが、箱に向かって手を出した
「ちょっ、ダメです!!!!」
「ひなちゃん待って!!」
ギョッと目を丸くする二人を尻目に、ひなが箱に手を掛ける
そして、
「私宛なんだから、私が開けるべきじゃない?」
箱に封をするテープをベリっと剥ぎ取った
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久し振りのイベントネタ。
3ページまでこっちで公開します。
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