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:)夢の続きをくれたのは、あなただけK
2014/11/26
痛みを堪え、ぎこちなく笑う彼女に心が痛む
けれど、
「動くよ、」
止めてはあげられないほど昂った僕自身に確かなエゴイズムを感じながら、彼女を組み伏せる僕がいて、
「無理だったら言って。すぐ止めるから」
彼女なら、言わないだろうと思いながら
彼女なら、止めないだろうと思いながら
ゆっくりと律動を始めた
「……っ………、」
快楽を得る僕と違い、
僕の下で、彼女が息を詰まらせる
瞳に浮かぶ涙は増えて、
僕の首に回る彼女の腕は力を増して、
「ひな、」
口にしてしまいそうなごめんという謝罪を飲み込んで、彼女の名前を呼ぶ
きっと平気ではないはずなのに、涙を零しながらも平気だと言わんばかりに微笑む彼女に、
今度こそ、
今度こそ―――……
彼女が流す涙が、今日で最後になるように、
今後何があっても、千年前のような決断を彼女が選ばないように、
僕のすべてをかけて、守り抜きたいと思う
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