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:)夢の続きをくれたのは、あなただけJ
2014/11/26
「愛してる、」
言葉と共に落とされる唇
けれど、
私の中を進んでくる彼が起こす痛みに、何一つ応えられなくて
「…………ぅぅ…っ」
吸うばかりで吐き出せない息
浮かぶ涙で滲む視界
黒主学園があった頃、確かに経験した痛みなのに、
その痛みは、あの時より強い気がして
「もうすぐ、だから、」
「…う、ん」
吐息を零す彼の唇が、私と彼の今の状態を伝える
そして、
「ひ、ゃぁぁぁ……っ」
一際大きな痛みが身体を駆け抜けて、動きを止めた彼が私を抱き締めると、
彼は、こつんと額同士を合わせた
「大丈夫かい…?」
ぴったりと私に添う彼の体温が、すべて入り切ったのだと私に教える
「大、丈夫」
ズキズキと痛むのを隠すように、顔に笑顔を張り付けた
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