1*3







「図体だけはご立派なこったなぁ」







 俺は少し土がついた手を払い、右手をあげる。三階の教室にいる鶴の字はパチンコを持ってゴムを引っ張り、放つ。そして、白い玉を元就の前の地面にぶつかって破裂し、途端に煙幕が出来た。


 俺はそれを見て走り、中に飛び込む。



 煙幕がある中で、不良たちを殴りやら蹴りやらで気絶させる。反対方向からも殴る音がする。元就も参戦しているのだろう。



 煙幕が晴れたときには、全員気絶していた。俺と元就は無傷。


 上から「海賊さーん、元就さーん、大丈夫ですかー?」と大きな声で鶴の字が叫ぶ。俺は左手を大きく振り、大丈夫なことを伝える。








「ったく、おっせぇと思ったらまた野郎相手してたんかよ。今度は何やらかしたんだ?」
「我は何もしておらぬ。ヤツらの餅大福以外は食っておらぬ」
「………おい、めちゃくちゃ原因それだろ!!何で人のモン食うんだよアンタは!!!」
「そこに好物があれば我の物よ。全ては餅大福を持つ奴らが悪いだけぞ」
「アンタはジャ○アンかよ!!」



Uターンすっか?
こちらが嫌でしたら
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