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 これはある高校生3人のお話








 今日も学校が終わり、生徒は下校する。






「珍しく元就遅くねぇか?」
「そうですねぇ、いつもなら『貴様等、遅すぎる………我を待たせるでないわ!』と言ってる人なのに」
「ぶっ………鶴の字、案外似てたぞ……」
「本当ですか?じゃあ元就さんに見せましょう!」
「それは死亡フラグが立つぞ」





 俺は長曾我部元親。こっちの能天気なやつが河野鶴。(俺は鶴の字と呼んでる)もう一人、ここにはまだいねぇが時間にルーズで気が難しいが、学年トップの成績を持つ毛利元就っていうやつがいる。

 だが、その元就が待ち合わせ場所の校門に、俺らより遅くくることがねぇのに今日に限ってやたらと遅かった。委員会にしろ、掃除にしろ、どっちにしてももう終わってもいい頃の時間帯だ。……少し心配になってくる。







「鶴の字、今何時だ?」
「もう5時半回ろうとしています」
「…………鶴の字ちぃっとばかしここにいてくれ。元就探してくる」
「私も行かせてください!元就さんのことです。例え今の時間にここにきて私たちが門にいなかったらメールか電話して『我は帰る故』とか何とか言いますよ」
「………それもそうか。今でも連絡ねぇし…行くか」
「はいっ☆」



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