2*4
部屋は移動され、歩かされて20分。階段に登らされて、長い廊下を歩かされ、やっとここ。広すぎる……
着いた部屋は変な格好をした銅像が立ってあった。その銅像が手にしてあったものは丸い刃……?被っているものも不可思議なもので、例えるならばオクラ。
………だが、そう思うと何故か「違う」という考えが出てくる。
「さて、お前にはここにいてもらう。なぁに、心配はいらない。ここにいてもらうだけだからな」
「この像はなんぞ」
「それはお前には関係ないことぞーってな」
大声で高らかに笑いながら出て行く。こやつは予想より遥かに子供らしい。
さて、ここで何が起こる。銅像に近くに寄る。見れば見るほど不思議な気分になる。
1人になった部屋は灰色だった。
「始めろ」
「はい」
キィィィィィィ…………ン
どこからか響きの悪い音が部屋にわたる。すると、元就は音を聞いた途端に頭を抱えてその場に平伏した。
「なんっ………ぞ………!?」
頭の中に何かが入ってくる。
《全て我が仕組んだ策よ》
やめよ…………
《じゃあ……━━━━は……》
《貴様は我が策に引っかかり》
やめよ……………!
《自らの手で━━を》
「ああああぁぁああぁあああ!!!」
元就はそのまま倒れてしまった。
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こちらが嫌でしたら
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