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更新履歴。追記にてあとがき書いてます。



2021/11/07 21:11

白の世界 5

エリちゃんと夢主の関係を書くにあたっては、微妙な距離感を狙いたいんですよね…。エリちゃんからして、好きでも嫌いでもない、でももしかしたら良い人かもしれない、と思ってもらうような。救ってくれるかもという期待はしないけど、いざ救われるという段になって、こういうことだったのかなと頭の片隅で思わせるような。ふと思い出した時に、デクくん達に「こんなことを言う人がいたよ」ってちょっとお話しするような。
ここからは勝手に妄想している裏話。治崎さんはエリちゃんの“お仕事”を終わらせた後、お風呂入ってたりするのかなぁーって前から思ってて、そのイメージで夢主との面談に遅れてます。クロノさんにエリちゃんが逃げたって知らされて当然即刻組員に探させるわけですが、結構早い段階で夢主が部屋にいないのに気づいていて、そっちも探せ!と。そしたら夢主に関わりたくない勢の組員が戦力外になっていくので『余計な事をした』です。治崎さんにとってはエリちゃんも夢主も手放せないけど、夢主に対して一番隠しておきたいのもエリちゃんのことだったはずなので、余計憎らしかったという感じです。




雨垂れ石を穿つ

傘を忘れて走って帰る切島くんはいてほしい(願望)。
切島くん夢を書こうとしたことはあまりなくて、というのも切島くんは友達としてはめちゃくちゃお話ししてみたいなって思うのですが、恋愛かぁ…イメージがないなぁ…と思っていたので。そんなキャラクターも書いてみる機会としては、リクエストというのは意義があるんだなと改めて思います。結果、とても楽しく書けました(数年越しですが…)。
ちょうど切島くんの過去話を読み返す機会があったので、改めてよくよく考えれば、切島くんって他の子達とはまた違った立ち位置で見ていられる子な気がしました。誰でも彼のようにはなれないのに、彼自身は普通の感性で頑張っていて、輝いているのに隣にいてくれるような安心感が素敵ですね。切島くん、もちろん晴れの子だと思っていますが、なんでか話を頂いた瞬間「雨の日の話書こ」ってなったのも、そんな二面が共存しているせいなんだろうなと感じます。